【我が家の被災体験③】差し伸べられる多くの手(台風後およそ1週間)

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2019年の台風19号は各地で猛威を振るい、甚大な被害を出しました。1年経過した現在もその爪跡が未だ残されている地域もあると思います。被災者の皆様の1日も早い復興をお祈りいたします。

この記事は、前回に引き続き2019年の台風19号で被災した我が家の体験談です。私たちの経験を通して、皆様が少しでも自然災害の恐ろしさを知り、そのための備えや心構えを身につけるキッカケになれば嬉しいです。

前回分をまだ読んでいない方はこちらをどうぞ↓

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台風後のおよそ1週間

家族からの応援

片付け初日は妻の家族に手伝いを頼みました。わざわざ仕事を休んでまで応援に駆けつけてくれた妻の父、兄、姉、義兄、そして家で子供たちの面倒を見てくれた母たちには本当に感謝しています。心配して声をかけてくれた家族や親戚達にも、心からありがとうと伝えたいです。

まず最初に手をつけたのは人手が必要な大型の家具。ベッドやテーブルなどを外へ運び出すことにしましたが、水を思いきり吸った家具の重さったらそれはもう半端じゃありませんでした。数人がかりで家具家電を次々と搬出していきます。

この写真に写っているもので、家にあった家財の1/3ぐらいだと思います。保険会社への提出用にとにかく写真を撮りながらゴミ捨て場に移動させていき、この作業で初日は終了。翌日からはまた妻と2人での作業に戻りました。

初日の搬出作業時に管理会社に確認したところ、冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどはそのまま放置しておけば粗大ゴミとして処分されるので室内に残しておいて問題ないとの話がありました。しかしこれが大きな問題につながります。

後日、妻と2人で作業をしていると管理会社から連絡が入り、やはり残りの大型家電も全て運び出しておくようにと伝えられたのです。さすがにこれにはゴネました(笑)

「最初からそう言ってくれれば人手がある時にお願いしていた」の一点張りで押し通し、なんとか管理会社の方で後日搬出してもらうことで話がまとまりました。これ以外にも管理会社とのやり取りで精神的に消耗する場面が本当に多かった…

時間との勝負

水害後の片付けは時間との勝負。というのも、室内の湿気と臭いが半端ではないんですね。朝、部屋に入ってまずやるのは、全ての窓を開放して空気を入れ替えることです。

数日経過すると部屋中にカビが発生してきます。妻は長時間滞在するとひどい頭痛を起こしてしまうほど。そんな状況ですので、ピッチを上げて早急に片付けを終わらせる必要がありました。

次々と届く応援の声

初めの内は実家に荷物を避難させていたのですが、そのスペースにもとうとう限界が来てしまいました。そんな中、近所に住む会社の先輩から「何か困ったことがあったら言ってね」とLINEをもらっていたので、全力で困っているアピールをしたところ、快く荷物を引き受けてくれました。みんな優しすぎだよ。

しかし、さすがに全ての家財を先輩宅に預けるわけにもいかず困っていると、朗報が入ります。あらかじめ申請していた市営住宅の臨時使用許可が出たのです。これによって行き場に困っていた荷物達を避難させることができるようになりました。

家族・会社の先輩に引き続き、なんと娘の通う保育園の保護者達から援助の声をかけて頂きました。5人ほどのママがお手伝いに来てくださったのですが、驚きは全員と初対面だったということ。会ったこともない人間のためにせっかくのお休みを使ってくださるなんて…本当に感謝です。

この方達には、まだ使える家財の洗浄・消毒をお願いしました。洗浄は高圧洗浄機、消毒はブリーチを使い連携作業で素早く終わらせ、使用許可の出た市営住宅に次々と家財を運んでいきます。もう感謝してもしきれません。みんな大好きです。

新たなる課題

たくさんの人の助けを借りて、なんとか大半の荷物を避難させることができました。ここまででおよそ10日が経過していたと思います。仕事もいつまでも休めるわけではありませんし、さらに私たちには残りの片付けと並行して解決しなければならないある問題がありました。新居探しです。

マンションの管理会社から同じ部屋に住み続けることは出来ないと連絡があった(全然住みたくないけど)ので、ここからは仕事・片付け・新居探しというさらに壮絶な日々が幕を開けることに…。

次回に続きます。

こんにちは!“たいしょう”と申します。

絶賛こそだて奮闘中のアウトドアお父さんです。

2021年、逗子に移住しました。中古戸建てのDIYセルフリフォームを楽しんでいます。

このブログでは、逗子の魅力、子育て、DIYなどなど、少しでも皆さんのお役に立てるような情報を発信していきます!

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