よーし!それじゃフローリング貼っていくよー!
なんか緊張するねえ。ちゃんと綺麗に貼れるかな?心配だなあ。
こんにちは!逗子市在住DIYerのたいしょう(taisho_zushi)です。
築27年の中古住宅を購入したDIY好き素人が無垢フローリングの施工に挑戦しました。
その様子を全5回に分けて紹介しています。前回は必要な道具を購入し、フローリングを施工現場に馴染ませるところまでを紹介しました。
第2回目の今回は、フローリング床貼り編です。リビングの床の上から無垢フローリングを貼っていきます。
・どんなことに注意すれば良いの?
・時間はどれくらいかかるの?
こんな疑問を持っている人はぜひ参考にしてみて下さい。
貼り方のパターンを知る
フローリングの貼り方にもさまざまなパターンがありますが、素人がDIYで行うのに現実的なのは「千鳥貼り」と「乱貼り」の2種類かなと思います。貼る前には両方のパターンで仮置きしてみてどちらが好みかよく吟味しましょう。
千鳥貼り(定尺貼り)
千鳥貼りはフローリング材を半分ずつなど一定の幅でずらしながら規則正しく貼っていく方法です。スッキリとした印象に仕上がりますので、シンプルなお部屋にしたい場合はこの貼り方が良いでしょう。
乱貼り
乱貼りはつなぎ目に規則性を設けずランダムに貼っていく方法です。乱尺といって長さがバラバラなフローリング材を購入した場合は必然的にこの貼り方になります。
我が家は長さの揃った定尺のものを購入しましたが、こちらの乱貼りを選びました。千鳥貼りの雰囲気があまり好きではなかったので。
可能であれば根太(ねだ)の位置を調べておく
施工前に建築士の方に相談したところ、フローリングは根太に対して垂直に貼る、ネイル(釘)は根太に打ち込む、これを守ると強度が上がる、ということを知りました。
根太というのは床板を支える下地の役割をする骨組みのようなものです。基本的には303mm間隔で床下を通っています。床下収納があればそこから床下を覗くと目視確認できます。
2本確認できれば根太の方向と間隔が分かるので、マスキングテープなどで目印をつけましょう。施工の際にはこの目印の位置には必ずビスを打つようにします。
とはいったものの、私は施工しているうちによくわからなくなってきて途中で諦めました(汗)適当に打っていっても何本かに一本は根太に当たるだろうからまあいいかと…
施工方法
それでは素人が試行錯誤しながら無垢フローリング施工に挑戦した様子とともにその手順について解説していきます。
①巾木を外す
まずは壁に取り付けられた巾木を外しましょう。スクレーパーやマイナスドライバーなどを使います。が、ここでいきなりトラブル発生!巾木を取り外そうとしたところ、なんと巾木の向こうに壁が無い!というわけで巾木はそのままにしてフローリングを貼っていくことにします。
②貼り初めを決める
次に貼り始める位置を決めるわけですが、DIYに自信がある方は目につきやすいところから始めましょう。貼り終いは中途半端な幅になることが多いため、貼り始めの方が綺麗に仕上がります。
ただし、あくまでも素人なので、ある程度慣れてくるまで下手なのは当然です。そう考えると目に付きにくいところから始めたほうがいいかもしれません。
③数列ずつ仮置きする
数列ずつ仮置きしながらバランスを見つつ壁際のフローリング材のカット位置を決めていきます。プロは部屋一面にフローリング材を敷き詰めてカットを全て終わらせてから一気に貼っていくらしいです。でも私たち素人にはそもそもそんなに思い通りに貼ることが出来ませんので、数列ずつ様子を見ながらカットしてくのが無難でしょう。
④壁際のフローリング材をカットする
カット位置が決まったら電動丸ノコで長さを調整します。無垢板には季節による伸縮があるため、壁際には必ず5〜10mm程度の隙間を空けます。冬場で木が乾燥収縮している時期には特に注意が必要です。挽板の場合も5mm程度は空けておきましょう。
ドア部分など入り組んだ形状はとてつもなく面倒な作業です。糸ノコなどを使用して丁寧にカットして下さい。最初は発狂したくなるほどの苦行ですが、慣れると徐々に早く上手になっていきます。カットが終わったらサンドペーパーで切り口を慣らします。
⑤数列ずつフローリング材を貼る
フローリング材の裏面にウレタンボンドを塗ります。量が多いと床に貼った際、ボンドがはみ出してフローリング同士がくっついてしまいます。これだと季節による伸縮に耐え切れず床が浮かび上がってきてしまうことがあるので、塗りすぎには注意が必要です。
フローリング材をはめていく際に手で押し込んでいると、それだけでかなり体力を消耗します。端材などを緩衝材にしてトンカチでコツコツと叩くようにはめ込むと簡単でおすすめです。
雄ザネに対して45度の角度でビスを打ちます。本数は1枚のフローリングに対して3本程度。根太に確実に打ち込めていればもっと少ない本数でも大丈夫らしいです。
季節による伸縮を考慮してフローリング材の間には必ずスペーサーを挟んでクリアランス(隙間)を作ります。スペーサーはフローリングを購入したらついてきました。なければクリアファイルなどを切って代用しても大丈夫だと思います。
⑥ ③〜⑤を繰り返す
③〜⑤の仮置きしてカットして貼るという工程を繰り返し、どんどん貼り進めていきましょう。
⑦貼り終いをうまく納める
最後の難関が張り終いです。最後の列は中途半端な幅で終わります。
しかも普通にカットしただけではうまく収まりません。
どうしてもダメな場合は壁側の角を削ってみましょう。それでもダメならサネ部分を切り落とします。これでなんとか入りました。最後の1枚はビスを打てないのでボンドだけで固定して下さい。
所要時間はどれぐらい?
21㎡のLDKで朝から晩まで作業して3日間かかりました。時間としては25時間程度でしょうか。2日は妻と2人、1日は助っ人参加の3人で頑張りました。恐らくもう一度やれば半分くらいの時間で終わるかなとは思います(笑)
ただし、あくまでも今回の作業はフローリング材を貼るだけです。実際にはこの後も巾木や床下収納部分の施工、オイルフィニッシュなども行いましたのでトータルとしてはもっと時間がかかっています。
最後に:全身バッキバキ!だけど楽しい!
こ…腰が…やばい…。
本当に痛いね…。でもこれは達成感がすごい!リフォームした感があるよ。
3日間に渡る作業で夫婦揃って全身バッキバキにやられてしまいました。ずっとしゃがんだ体勢での作業になるので、特に腰への負担が半端ではなかったですね。
それでも終わった後の達成感は格別。作業中にどんどん上達しているのが分かるし、作業自体もとても楽しみながら進めることが出来ました。上手くいかなくてイライラしたのも良い思い出です。
それでは最後に今回のポイントをまとめておきます。
・貼り方のおすすめは乱貼り
・フローリング材同士や壁との間にはクリアランスを設ける
・貼り終いには少し工夫が必要
・作業時間は21㎡で約25時間
次回は超難関の床下収納部分の施工について解説します。乞うご期待。
以上、築27年中古住宅をセルフリフォーム中、たいしょう(taisho_zushi)でした!ではまた!!
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