壁紙が汚いなあ。やっぱり漆喰とか塗りたいね。
塗りたい!でも種類が色々とあって迷っちゃう。
こんにちは!逗子市在住DIYerのたいしょう(taisho_zushi)です。
私たちは築27年の中古住宅を購入してセルフリフォームに挑戦中です。築年数が結構経っているので、場所によってはかなり年季を感じます。
特にキッチン周りの壁紙が汚かったため、漆喰DIYにチャレンジしてみました。「NURI2(ヌリヌリ)」と「漆喰うま〜くヌレール」の2商品を使用しましたので、今回はDIYに必要な道具や手順を説明しつつ両者の比較をしていきます。
・どんな道具が必要なの?
・種類が多くてどの漆喰がいいかわからない
このような疑問を持っている方は是非参考にしてみて下さい。
商品の特徴
まずはNURI2とうま〜くヌレールの特徴について見ていきましょう。
NURI2の特徴
NURI2は100%自然素材を売りにした商品です。我が家のように小さな子供のいるご家庭にはとても嬉しいですね。
シーラーという下地調整用の液剤が付属しており、クロスの上から漆喰を塗る際にはこのシーラーを最初に塗ります。シーラーには接着剤としての効果のほか、壁紙についたヤニなどの汚れが漆喰に染み出してくるのを防ぐ役目などもあります。
カラーは8色展開です。
販売店はかなり限られており、実店舗で売っているのは見たことがありません。基本的にはネットで買うことになるでしょう。
うま〜くヌレールの特徴
うま〜くヌレールの一番の特徴は塗る前の漆喰を混ぜる作業が不要という点です。塗りやすさを追求し素人でも気軽に漆喰を楽しめるというのがこの商品の良いところと言えます。
シーラーは付属しておらず、基本的には2〜3度塗りをすることで壁紙のヤニ汚れへの対策とします。
カラーは10色展開です。
全国のホームセンターで取り扱いがあり、どこの店舗でも漆喰といえばこの商品が並んでいると思います。手軽に入手することができるのは高ポイントですね。
施工に必要な道具
最低限揃えた方がいい道具を紹介します。
・仕上げコテ
・おたま
・マスキングテープ
・マスカーテープ
・ポリ手袋
これだけあればとりあえず施工は可能です。
うま〜くヌレールには必要な道具が揃ったスターターセットもありますので、探すのが面倒であればこちらを購入してしまうのも良いかもしれません。
施工手順(違いを比較)
施工手順に沿ってそれぞれにどんな違いがあるのか見ていきましょう。ここで紹介するのはビニールクロスの上から漆喰を塗っていく際の手順になります。
ちなみに今回使用したカラーはNURI2が「ナチュラルホワイト」、うま〜くヌレールが「白色」です。
①養生と拭き掃除(共通)
まずは巾木やドア枠などをマスキングテープで養生します。床はマスカーテープもしくはブルーシートなどで養生してください。
コンセントやスイッチのカバーは外してから養生しましょう。
壁紙が剥がれている部分にはメッシュテープなどを貼ってください。こうすることで漆喰が後から浮いてくる心配がなくなります。
壁紙はアルコールなどを使って拭き上げ、汚れをある程度落とします。汚れがひどい場合は中性洗剤を使って洗いましょう。この場合はしっかりと乾燥させてから次の工程に移ります。
②塗る前の準備
NURI2
硬い漆喰を塗りやすい柔らかさになるまで袋のまま足で踏みます。分離している水分と混ぜていくイメージです。
するとここで問題が発生しました。踏む前から明らかに柔らかすぎる。実際に壁に塗ってみると、やはりダラダラと垂れ落ちてしまいました。
おかしいと感じメーカーに直接問い合わせてみると不良品であることが判明。新しいものを送ってもらいましたが届いたのはなんと再び不良品。3度目にしてようやく正常なものが手に入りましたが流石にこれには疲れました…。
そんなこともあるので硬さには要注意です。
うま〜くヌレール
特に準備は必要ありません。買ったらすぐに塗り始めることができます。
③下塗り
NURI2
シーラーを塗ります。ローラーや刷毛を使うことが多いそうですが、ビニールクロスにはスポンジの方が圧倒的に塗りやすかったです。2時間程度で乾燥するので2〜3回塗り重ねます。
うま〜くヌレール
全体的にざっくりと1回目の塗りを行います。この段階ではムラなどはあまり気にしなくて良いと思います。
④本塗り
NURI2
おたまで漆喰をコテ板に乗せて、
そこから壁に押し付けていくようにして塗っていきます。1〜2mmの厚さになるよう2回は塗り重ねるのがおすすめです。
うま〜くヌレール
基本的にはNURI2と塗り方は同じですが、うま〜くヌレールの方が硬いのでコテ板の上で軽く練りながら柔らかくして塗っていく感じになります。
こちらも2〜3回塗り重ねます。
⑤養生を外す(共通)
漆喰が完全に乾燥する前に養生を外します。マスキングテープなどは漆喰がとれないようにゆっくり慎重に剥がしてください。
⑥乾燥させる(共通)
表面乾燥のため24時間は室温を10℃以上に保ちます。冬場はエアコンで調整してください。漆喰は時間をかけゆっくり硬化していくので1週間程度は部屋をよく換気するよう心がけましょう。
仕上がり
ちょっと写真だとわかりづらいのですが、実際の仕上がりをお見せします。
こちらがNURI2で塗った壁。
こちらがうま〜くヌレールで塗った壁です。
何が違うのかわからないですよね。ちょうど境目になってしまった部分があるのでそちらを見るとわかりやすいと思います。
上がNURI2、下がうまーくヌレールです。明らかに色が違いますね。これが「ナチュラルホワイト」と「白色」の違いということでしょうか。
バシッと明るく真っ白に仕上げたい場合はうま〜くヌレールの方が良いということがわかりました。
最後に:100%自然素材に拘らないならうま〜くヌレール
最後まで読んでくれてありがとう!
NURI2とうま〜くヌレール、2商品の比較内容を見て皆さんはどう感じましたか?
私は自然素材が大好きなのでどうしてもそこを前面に押し出しているNURI2に惹かれてしまうところがあります。しかし今回の一件で「不良品が多いのでは?」という疑問を持ってしまいました。シーラーも付属していてすごく良い商品だと思うので残念でなりません。
一方、うま〜くヌレールは15年以上の長い歴史を持つ商品ということなのでその辺りは安心できるのかなと思います。ホームセンターで手軽に同じものを買い足せるというのも嬉しいですよね。本当の真っ白を求めている方にもこちらがおすすめです。
というわけで個人的にはうま〜くヌレールの方がおすすめできる商品という結果になりました。これから漆喰DIYにチャレンジする方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
以上、築27年の中古住宅をセルフリフォーム中、たいしょう(taisho_zushi)でした!ではまた!!
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