こんにちは!逗子市在住のたいしょう(taisho_zushi)です。
突然ですが、逗子といえばどんなイメージがありますか?
大仏で有名な鎌倉と御用邸のある葉山に挟まれたちょっと影の薄い街な感じかもしれませんが、実は昔から別荘地として人気のあった自然豊かな街で、交通の便もとても良いんです。
移住するまでは私自身あまり意識したことのない街だったのですが、妻の両親が逗子市在住ということもあり結婚してからは必要以上によく行くようになりました。私が逗子の魅力にやられてしまったからです(笑)
そんな我が家が逗子へ移住する際にまず気になったのが自然豊かな街ならではの自然災害です。
今回は、2019年に被災を経験している我が家が逗子移住のために1年以上物件を探して気がついたことについてまとめました。逗子への引っ越しを検討している人は是非参考にしてみて下さい。
ちょうどいい街だけど危険な街?
逗子は海と山に囲まれた自然豊かな小さな街です。海で泳ぎ、山を登り、川で生き物と触れ合える、子育て世代には非常に魅力的な街だと思います。JRと京浜急行の2路線が通っていて都心からのアクセスも良く、通勤にもとても便利です。駅前は程良く栄えていて、自然と文化が調和したなんとも「ちょうどいい街」なんですね。
そんな魅力満載の逗子ですが、被災経験者の私からすると本当に危険と隣り合わせの街でもあります。実際にニュースにもなっているような災害が幾度となく起こっています。
ハザードマップを見てみる
我が家は被災経験があります。その時の様子は他の記事で書いているので読んでみてください。
この被災経験を通して、ハザードマップの大切さを知りました。引っ越しで物件を探す際には絶対にハザードマップを確認してください。絶対にです。
では逗子の自然災害危険度はどうなっているのでしょうか?市のホームページに掲載されているハザードマップを見てみましょう。
土砂災害ハザードマップ
まずは土砂災害ハザードマップです。
山が多いのでかなり広範囲でハザードがかかっているのがわかります。土砂災害はここ数年でもいくつか事故が起きていて被害者の方も出ているので要注意です。
それから市を横断する田越川は過去に何度も氾濫したことがあり、ハザードマップでも氾濫時の浸水予想地域が広く指定されています。我が家も川の氾濫で床上浸水を経験したので他人事ではありません。
津波ハザードマップ
続いては津波ハザードマップです。
3.11の東北大震災以降、津波については意識しているという方も多いと思います。逗子でもかなり広範囲でハザードに指定されているのがわかります。市内で津波ハザードにかかっていないのは山の上にある団地と久木エリア、それからJR東逗子駅方面の沼間エリアですね。
安全なエリアはある?
それでは2つのハザードマップを重ねてみるとどうでしょう?
市内の6割くらいは何かしらのハザードにかかっていますね。ちなみに北側のハザードフリーの白い部分は米軍の敷地のため一般人は住むことが出来ません。そう考えると8割くらいはアウトでしょうか。
ここから分かる安全に住めるエリアは、赤い丸で囲んだ山の上の団地です。
・池子地区:アザリエ分譲地
・沼間地区:アーデンヒル分譲地、グリーンヒル分譲地
ただし、駅から自宅へ向かう際にはがっつりハザード内を通行することになりますので危険は0ではありません。今にも崩れてきそうな山肌の下を通る道なども多く、結構怖いです。
あと安全そうなのは青い四角で囲んだ東逗子駅周辺の沼間エリアですね。でも注意が必要なのは、田越川の氾濫予測がある地点から上流で急に無くなっている点です。私的にはこれはあまり信用していません。川があればその近くは氾濫の危険があると思っていた方がいいです。
こうして見てみると、本当に安全な場所を見つけるのはかなり難しそうなのがよくわかります。
結論:絶対に安全な場所はありません
被災経験者に逗子移住はかなり厳しめだったな…
はっきり言って自然災害リスクゼロで逗子に住むことはほぼ不可能です。何かしらのハザードは覚悟する必要があります。自然を感じながら暮らすというのはそういうことなのでしょう。
それでも子育て世代にとって逗子というのは本当に魅力的な街であることは間違いありません。もし逗子に住むことを考えるのであれば、自分達にとってどれくらいのリスクであれば許容できるのかを家族でしっかりと話し合いましょう。いくつもの物件を見ていくと、なんとなくそのラインというのが見えてきます。
我が家も諦めずに物件探しを続け、なんとか逗子への移住を実現させました。いつか皆さんと逗子で会えるのを楽しみにしています!
以上、自然災害と真剣に向き合う男、たいしょう(taisho_zushi)でした!ではまた!!
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