うーん。天井が汚いのが気になるな。
築27年だからね。多分カビだよねー。
とりあえずリフォームの見積もり出してもらってからどうするか決めようか。
こんにちは!逗子市在住DIYerのたいしょう(taisho_zushi)です。
神奈川県逗子市で築27年の中古戸建てを購入した我が家。その天井には吸音テックスという材料が使用されており、シミのような汚れと黄ばみが酷く、とても汚らしい状態でした。
結論としては自分たちで塗装を行うことにしたのですが、業者に出してもらった見積もりとDIYした場合の材料費を比較しつつ、実際の工程なども紹介していきたいと思います。
・業者に頼んだら費用はどれくらいなんだろう?
・DIYする場合の手順や時間の目安は?
自宅の天井に吸音テックスが使用されていて、このような疑問を持っている方におすすめの記事です。それではいってみましょう。
吸音テックスってなに?
そもそも吸音テックスってなんなの?という方も多いと思います。私も今の家を購入して初めて聞いた単語でした。
吸音テックスは植物性の繊維を固めて表面を塗装したタイルのような材料です。1枚の大きさは30cm×30cmで表面に無数の小さな穴が開いており、音を吸収し消音効果をもたらしてくれます。
昔は多くの住宅に使用されていたそうですが、燃えやすく耐火性能が低いため現在ではあまり見られなくなってしまいました。
工事業者に頼んだ場合の費用
恐らく吸音テックス全盛期に建てられた築27年の我が家の天井がこちらです。
カビなのか?シミのような汚れが広がり全体的に黄ばみが酷い状態でした。流石にこのまま住みたくないのでまずはリフォーム業者に相談しました。
この吸音テックス、張り替えはかなりの費用がかかる上に製造自体もほぼ終了しているため、現実的ではないとのことでした。
というわけで上から塗装するための費用の見積もりを出してもらったものがこちらです。
見積もりをお願いしたのはLDKのみ。広さは約21㎡です。プロに頼んだ場合の費用は約6万円でした。
ドケチな私たちはDIYすることを即決。ペンキ塗るだけだし自分たちで出来るだろうと軽い気持ちで決めたのですが、正直作業中はめちゃくちゃキツくて心折れまくりでした。
DIYで塗装するための道具と費用
吸音テックス天井をDIYで塗り直すために購入した道具がこちらです。
・ローラーセット(中毛以上)
・刷毛
・バケツ
・レインコート上下
ペンキは足りなくなって途中で買い足しました。それから写真の他に養生のためのマスキングテープやブルーシート、雑巾などは家にあった在庫から使いました。
全て購入したと考えても1万円しない程度です。
塗装すると吸音効果はなくなる
業者とDIYで費用は大きく異なりますが、塗装する際には共通する注意点があります。
大手建材メーカーで働く親戚から聞いた話ですが「吸音テックスの上からペンキで塗装した場合には吸音効果はなくなる」そうです。
我が家の場合は汚れが酷すぎてこのまま住むことは考えられなかったので塗装することにしましたが、ここはよく考えた方がいいと思います。
DIYで塗装する方法と所要時間
塗装することを決めた方のために、工程と所要時間を解説します。
工程
①まずは塗装の邪魔になる照明や装飾などがあれば外します。
②天井全体を硬く絞った雑巾で水拭きします。
③天井と壁との境目をマスキングテープで丁寧に養生します。
④ペンキがつかないよう壁には新聞紙などで養生します。大きなブルーシートなどを使うと早いです。塗装仕事の出来は養生で8割が決まるそう。確実丁寧に養生していきましょう。
⑤ローラーで1回目の塗装をします。縦横にザックリで構いません。
⑥ローラーだと模様の凹凸がうまく塗れないのでそこを刷毛で塗ります。
⑦最後は一定方向にローラーをかけて仕上げます。
⑧ ⑤〜⑦を繰り返して塗り進めていけばOKです。
所要時間
約21㎡の天井を塗るのに費やした時間は約16時間。朝から晩まで作業して丸2日間かかりました。
予想していた倍以上の時間がかかりました。しかもずっと上を向く作業で首はもうバッキバキです。とにかく辛かった…
心折れかけそうになった時に助けてくれたのはクレヨンしんちゃんでした。
冗談です。
ともあれ本当に地味で時間のかかる作業なので、DIYする場合は相応の覚悟を持って臨んでください。
最後に:素人でもやればできる!
最後まで読んでいただきありがとうございます!最後に塗装後の写真をご覧ください。
部屋全体がかなり明るくなりました。少しわかりづらいかもしれませんので、塗装前と塗装後で比較した写真もお見せします。
どうですか?並べてみると違いがはっきり分かりますね。
今回たどり着いた結論はこちら。
・約21㎡で約16時間の作業時間がかかる。
・DIYだとプロに頼む場合の1/6程度の費用で済む。
ただし、本当に地味な長時間作業で心も体もバキバキになるので、もう一度同じことがあれば間違いなくプロにお願いすると思います。
この記事がこれから吸音テックスの塗装を考えている方の参考になれば嬉しいです。
以上、逗子でボロ中古戸建てをセルフリフォーム中、たいしょう(taisho_zushi)でした!ではまた!!
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