元産婦人科栄養士が助産院で出産してわかったこと

子育て
ととさん
たいしょう

こんにちは!たいしょう(taisho_zushi)です!

助産院での出産を経験した我が家が考える、助産院のメリット・デメリットをご紹介します。

かかさん
かか

私は産婦人科の栄養士として働いていたこともあるので、その経験を踏まえて病院と助産院の比較をしていきますね!

ぴょこさん
ちょうじょ

いってみよー!

出産を前にして一番悩むのは、「どこで赤ちゃんを産むか?」ということだと思います。

出産する場所として思いつく施設といえば

  • 総合病院
  • 個人の産院・産婦人科
  • 助産院

というのが一般的なところ。

それぞれにメリット・デメリットがあり、調べれば調べる程どこにすればいいのかわからなくなってしまいますよね。

悩みに悩んだ末、私たち夫婦がなぜ助産院を選んだのか?
助産院での出産を経験して何を感じたのか?

あくまでも私たちがお世話になった助産院での話になりますが、この記事を読んでくれた皆さんのお産が素敵なものになるよう、ありのままを書いていきます!

あ、ちなみに私たちは助産院を選んで本当に良かったと思っていますので、基本的にそういうスタンスの記事になります(笑)

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助産院ってどんなところ?

助産院は法的には「助産所」と呼ばれます。
では、助産所はどんなことをする場所なのでしょうか?

助産所で行われるのは、助産師の業務、すなわち分娩の補助や妊産婦・新生児の保健指導である。助産所は診療所とは異なり、医療行為を目的としない。このため、医師は常駐しておらず、助産所では医療行為を行うことができない。したがって、診察等の医療行為が必要な場合は、助産所が嘱託する医師・医療機関(病院・診療所)によって適宜行われることになる。

助産所 – Wikipedia

助産院では、“正常な”妊産褥婦と新生児のみを扱うことができるとされています。

助産院では帝王切開や陣痛促進剤の投与などといった医療行為は行えません。

逆子や多胎、感染症などがある場合は提携する総合病院などの施設で出産することになります。

助産院のメリット

なぜ私たちは助産院を選んだのでしょうか?
助産院で出産するとこんな良いことがあります!

・アットホームな雰囲気
・丁寧で待ち時間の少ない検診
・選べる出産スタイル
・検診から出産まで同じ助産師さん
・家族でのお産をサポート
・万全の産後ケアサービス

それではひとつひとつ見ていきましょう!

アットホームな雰囲気

助産院を選ぶ一番の理由はやはりこれじゃないでしょうか。

助産師さんとの距離感がハンパじゃなく近いです。
親戚のおばちゃんなのかな?と勘違いしてしまいそうなほど。

私たちがお世話になった助産院はまず建物の外観が民家そのものでした。

最初は「ここ大丈夫か?」と思いながら玄関のドアを開けたのをよく覚えています(笑)

でもね、助産師さんの話を聞いたら、もうここにしようって即決でした。
とても優しい雰囲気で、この人たちなら安心してお願いできるなと。

この空気感は病院などではなかなか難しいと思います。

テレビドラマなどではとてもアットホームで和やかな雰囲気に描かれていたりしますが、やはり実際にはそんなのは有り得ないと、妻が。

かかさん
かか

ちょっと!

私そこまで言ってないし!!

ととさん
たいしょう

うわっ!ビックリした!!

急に出てこないでよ汗

丁寧で待ち時間の少ない検診

助産院は10人以上の妊婦さんを入所させてはいけないという決まりがあるので、病院などと比べると小規模な施設です。

そのため、一人一人の妊婦さんに対してとても丁寧な対応をしてくれます。

病院では検診時間が10分程度の場合がほとんどですが、我が家がお世話になった助産院では毎回30分以上かけてエコー写真や問診などを行ってくれました。

お腹の張りが気になる時にはリラックスできるようリフレクソロジーやお灸まで。

いやあ、至れり尽くせりです。

病院では予約をしているのにも関わらず、1時間以上待たされることがしばしばあります。

病院という菌が蔓延している空間で1時間以上も待たされるのは、妊婦さんにとっては肉体的にはもちろん、精神衛生上も非常に良くないと思います。

なかなか想像できないかもしれませんが、これは地味に重要なところです。

検診はお産までに10回以上ありますからね。

それから、少しでも不安なことがあればいつでも電話をかけて相談に乗ってもらえたのはとても心強かったです。

自分の好きな出産スタイルを選べる

助産院には基本的に分娩台がありません。

つまり自分の好きな出産スタイルを選ぶことができるということ。

我が家がお世話になった助産院には洋室と和室があり、ベッドと布団を選ぶことができました。

布団では四つん這い、立ち膝、立位などが可能ですし、外国人が多い地域なのでベッドを選ぶ方も多いそう。

お産が長引く場合には途中で入浴をしてリラックスさせてくれたり、なるべく早くお産が進むように階段を昇り降りしたりなんてことも出来ます。

すでにお子様がいる方は自宅出産を選ぶことも多いですね。

出産後の入院もないので、お兄ちゃんお姉ちゃんと離れ離れになる心配もありません!

我が家も2人目は自宅出産でと考えています。

というように、助産院でのお産はとにかく自由なんです!
あなたの思い描くお産をきっと叶えられるでしょう。

検診からお産までが同じ助産師さん

助産院は小規模な施設のため、基本的に毎回の検診からお産までを顔馴染みの助産師さんに対応してもらえます。

当たり前のように感じるかもしれませんが、実はこれがそうでもないんですね。

総合病院などでは曜日や時間帯によって担当医が変わります。

検診はともかく、お産は予約なんて出来るわけがないので、赤ちゃんを取り上げてくれるのが知らない先生ということはよくあります。

これってすごく不安だと思うんです。

お産の時はママもパパもナーバスな気分になりやすいので、やはり知っている人に取り上げてもらえた方が安心ですよね!

家族でのお産をサポート

私は当初、立ち会いはしない方がいいのかなと考えていました。
というのも、妻は出産の姿を見られたくないのでは?と思っていたからです。

しかし、何度か妊婦検診を受け助産師さんと話をしていくうちに、当然立ち会うんでしょ?みたいな雰囲気に(笑)

助産院では家族でのお産を推奨していることが多いと思います。

我が家がお世話になった助産院では、家族どころか友達でも誰でも立ち会いOKという自由さでした(笑)

経験して感じたのは、お父さんも絶対に立ち会いはした方がいいということ!

病院だったら立ち会いもしなかったかもしれませんので、本当に感謝感謝です。

万全の産後ケアサービス

助産院では出産後のアフターフォローもしっかりしています。

産後は毎日骨盤矯正マッサージ

我が家は出産後4泊の入院でしたが、毎日助産師さんが骨盤矯正などのマッサージをしてくれました。

ママになったばかりの身体は大きなダメージを受けています。
初産であれば尚更です。

退院後、整体で骨盤矯正をお願いしたのですが、出産後でここまで骨盤が開いていないのは珍しいと言われたそうです。

間違いなく助産師さんのマッサージのおかげでしょうね!

パパにも沐浴指導

家族向けの沐浴指導もあります。

入院中は助産師さんからレクチャーを受けながら私が沐浴を行っていました。

我が子の小さな体を洗うのは想像以上に緊張します。
アドバイスをもらいながら一緒に沐浴させてあげられたのはとても心強かったです。

退院後の育児・母乳相談

退院後は初めての育児に不安だらけの毎日を過ごすことになります。

助産院では子どもの定期検診以外にも育児・母乳相談などを受け付けているところが多いです。

他にも似たようなサービスを提供している施設はありますが、信頼のおける助産師さんに引き続き見てもらえるというのはやはり安心ですよね!

妻は里帰り中、2日に1回は通っていました(笑)

助産院のデメリット

メリットたくさんの助産院ですが、ここからはデメリットについても見ていきましょう。

利用できるのは自然分娩可能な妊婦さんだけ

助産院を利用できるのは自然分娩ができる妊婦さんだけです。

助産院によって多少の違いはありますが、基本的に以下のような問題がある場合は病院等でお産をしなければなりません。

● 逆子(骨盤位)ではない
● 多胎ではない(ふたご、みつごなど)
● 過去に帝王切開をしたことがない
● 過去もしくは現在、子宮に異常や手術歴がない(子宮筋腫など)
● 喘息・甲状腺異常などの合併症がない
● B型肝炎、C型肝炎、HIVなどの感染症がない
● 胎盤の位置に問題がない(前置胎盤など)
● 血液型がRh(−)ではない
● 胎児に異常がない(胎児発育遅延、奇形など)
● 羊水に異常がない(羊水が多い・少ないなど)
● 妊娠経過に異常がない(高血圧、高血糖など)

助産院とは?安全に出産できるの?費用はどれくらい? – こそだてハック

医療行為を行うことが出来ない

冒頭でも述べましたが、助産院では医療行為を行うことが出来ないので、緊急事態の際には提携する医療機関で対応することになります。

提携している医療機関についてもよく調べておきましょう。

対応できるのは37〜41週まで

助産院で対応できるのは正期産(37〜41週まで)の方のみです。

36週+6日以前もしくは41週+6日以降のお産は提携する医療機関にて行なわれます。

我が家は40週+4日での出産でしたので、無事助産院で出産することが出来ました。

予定日を過ぎてからは結構焦りますね。
赤ちゃんが早く出てくるように、良いと言われることは試しまくりました(笑)

設備が限られている

今では少ないかもしれませんが、エコー写真などの設備がない助産院もあります。

我が家がお世話になった助産院には3Dエコーもあり、毎回写真を渡してくれました。

助産院によって設備に差がありますので、見学などの際にしっかりチェックしましょう。

さいごに:助産院おすすめです!

ととさん
たいしょう

最後まで読んで頂きありがとうございます!

助産院について参考になりましたか?

かかさん
かか

出産場所選びってすごく悩みますよね。

この記事を読んで助産院もいいなと思って

頂けたなら嬉しいです!

ぴょこさん
ちょうじょ

助産院いいね!助産院!

今回ご紹介したのは、私たちがお世話になった助産院の話が中心です。
助産院にはそれぞれ特徴があり、ウリにしているポイントが違います。

まずは気になった助産院に見学予約の連絡を入れてみましょう。
ホームページを見ただけではわからない雰囲気などもきっと感じることができますよ!

それから、助産院でのお産を考え始めた方は提携医療機関のリサーチもお忘れなく!

皆様の出産が後悔のないものになるよう祈っています。

以上、絶賛子育て奮闘中、たいしょう(taisho_zushi)でした!ではまた!!

こんにちは!“たいしょう”と申します。

絶賛こそだて奮闘中のアウトドアお父さんです。

2021年、逗子に移住しました。中古戸建てのDIYセルフリフォームを楽しんでいます。

このブログでは、逗子の魅力、子育て、DIYなどなど、少しでも皆さんのお役に立てるような情報を発信していきます!

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