いや〜
大変だったな〜。
なにが?
被災。
我が家は2019年の台風19号で床上浸水の被害を受けました。当時の様子は別記事で書いているので、気になる方はそちらを読んでみてください。
たくさんの方に助けてもらいながら、今はなんとか平穏な生活を取り戻しました。今回はそんな被災経験を通して気付いた、被災する前にやっておくべき3つのことを紹介します。
「災害は怖いけど何をすればいいかわからない」という人だけでなく、「とは言っても被災なんて自分とは関係ないよね」と思っている方にも是非読んでいただきたい内容です。
防災ってなに?
地震、津波、台風、火山、大雪など、災害にはたくさんの種類があります。防災とはこれらの災害に対して使われる言葉で、以下のようなことを幅広く指します。
・被害の拡大を防ぐこと
・被災からの復旧 など
防災バッグ・非常食・非常用水などを用意したり、家具を耐震固定したりすることなどがよく言われる防災方法だと思います。
今回紹介する「被災する前にやっておくべき3つのこと」は、実際に被災して気がついた「意外と見落としがちだけど大切な災害対策」です。
被災する前にやっておくべき3つのこと
ミニマリストを目指す
ミニマリストを目指してください。
「は?」と思う方もいるかもしれませんが、これ大切です。私たち家族は被災を通してモノに対する価値観が大きく変わりました。簡単に言うと、モノへの執着がなくなりました。いらないものはガンガン捨てるし、メルカリで売りさばきます(笑)
被災前の妻の好きな言葉は「大は小を兼ねる」でした。選べるものは大きな方を。必需品はストックをまとめ買い。家族3人で住んでいた4LDKは部屋中にモノがあふれ返っていました。
そんな我が家を容赦なく襲ってきたのが台風19号です。引っ越して半年ほどで被災したにも関わらず、処分する家財はかなりの量でした。
それでもまだマシな方です。同じ階の老夫婦は20年以上もその部屋に住み続けていたらしく、外に運び出された家財の量は我が家の倍近くあったと思います。片付けは本当に大変そうでした。
この片付け作業を通して感じたのは「これってほとんどいらないんじゃね?」ということ。実際に新居で生活を始めるにあたり買い直した家具家電は、捨てた量の半分ほどでした。
ベッド、テレビ台、ダイニングテーブル、ソファなどもありましたが、新居には置いていません。ミニマリストと呼ばれるほどではありませんが、それに近い感覚だと思います。
最低限のモノだけで暮す。そんな生き方は、万が一被災した際に受けるダメージも最小限に抑えてくれます。
ハザードマップを確認する
引っ越す前にハザードマップはしっかり確認しましょう。
「ハザードマップというものがあるのは知っているけど、そんなの見たことない」という人は意外と多いのではないでしょうか?私も被災するまではほとんど気にしたことがありませんでした。
ハザードマップとは、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図にしたものです。津波・河川氾濫・土砂崩れなど様々なハザードマップがあり、各自治体が作成しています。
我が家のように、引っ越して半年で被災なんてことになりたくなければ、引越し前には必ず確認した方がいいですね。被災した後に見たところ、私たちが住んでいた場所はしっかり危険区域に入っていました。
しばらく引っ越す予定がない方も、ハザードマップは確認しておきましょう。自分の住む地域はどんな危険があるのか?なにを用意しておけばいいのか?これをあらかじめ知っておくことで、心の準備ができます。
被災した場合のシミュレーションをする
なにを持ってどこへ逃げるのか?
あらゆる場面を想定し、家族みんなでしっかりとシミュレーションしておいてください。
そんなこといわれてもよくわかんない。
そんな時に活躍するのが、先ほど説明したハザードマップです。津波なのか?土砂崩れなのか?ハザードマップでは自分の住む地域にどんな危険性があるのかが一目瞭然でわかります。
さらに避難場所や避難経路まで細かく記されています。自宅からの最適な避難ルートや、万が一離れている時に被災した場合の待ち合わせ場所など、家族でしっかり話し合って情報共有しておきましょう。
大切なのは、危険が迫ってきた時に慌てないことです。あらかじめシミュレーションしておくことで心に余裕が生まれ、万が一の時に最善の行動をとることができます。
最後に:万が一に備えて心にゆとりを
最後まで読んでくれてありがとう!
モノを減らし、危険を予測することで心に余裕を持つ。
今回紹介したのは、災害に備えて持っておくべき心構えのようなものです。偉そうに書いてしまいましたが、実際に被災することなんて滅多にないことだと思い、そこからの気付きを共有させていただきました。
みなさんが防災について考え直すきっかけになれば幸いです。
以上、防災の大切さを伝えたい男、たいしょう(taisho_zushi)でした!ではまた!!
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