こんにちは!逗子市在住のたいしょう(taisho_zushi)です。
逗子はいい感じの橋が多いな〜。
田越川沿いを歩きながらそんなことを思っていたら、田越川回廊なるものがあるということを知りました。これは逗子市の「自然の回廊」というプロジェクトの一つで、田越川沿いを歩いて橋を見ながら自然や街の歴史を楽しむためのハイキングコースです。
今回は田越川回廊を実際に歩いてみたら予想以上に楽しかったのでその様子を余すことなくお伝えできればと思います。
・田越川ってどんな川?
・逗子のことをもっと知りたい!
・ついでに運動もできたら最高!
そんな方はぜひ参考にしてみてください。
自然の回廊プロジェクトとは
山と海に囲まれた逗子の豊かな自然と、数ある史跡などの歴史、文化に触れる、健康志向の散策・ハイキングコースが「自然の回廊」です。楽しく安全に歩けるよう道標の整備や、歴史を学べる案内板の設置をしています。コースマップを手に8つの回廊を散策してみませんか。
逗子市ホームページより引用
8つの回廊は市と市民が一緒になって考えた、逗子の自然と文化を全身で堪能できる厳選のハイキングコースです。逗子旅行に行くけどどこに行けばいいかわからないという時には、とりあえずこの中から選んでおけば間違いなしです。
田越川回廊を歩く
こちらが逗子市のホームページで紹介されている田越川回廊のコースマップです。
田越川は逗子を横断するように流れる二級河川です。上流は沼間の山奥から始まり、下流は逗子海岸へと繋がっています。
田越川回廊では川の中流あたりから河口まで橋を見ながら歩きます。平坦な道のりで距離は約3.8km、所要時間の目安は約1時間です。
それでは実際にこの田越川回廊を歩いてきたので写真を見ながら紹介していきます。
【スタート】JR東逗子駅
スタートはJR東逗子駅です。駅前にはコンビニや地元の高級スーパー・スズキヤなどがあります。ここから3分ほど歩いて田越川へ出ると、早速ひとつ目の橋が姿を現します。
①蓮沼橋
最初に紹介する1本目の橋は蓮沼橋です。結構古そうなオーソドックスでよく見かける橋といった感じです。
橋のすぐ近くにはヨークマートがあります。飲み物など買い忘れがあればこちらで買っておきましょう。
田越川回廊では川沿いの遊歩道を歩きます。狭いところもあるので人とすれ違う時などは注意しましょう。
遊歩道を歩いていると、2つ目の橋の手前あたりでカルガモの親子を発見しました。暑い日でしたが気持ち良さそうに泳いでいましたよ。
②川端橋
2本目の橋は川端橋です。朱色に塗られた橋でとても雰囲気があります。この後も登場しますが、逗子には朱色の橋が多めです。
遠くから見るとわかりますが、川幅もまだまだ狭くこじんまりとした可愛らしい橋です。
田越川には鯉がたくさん泳いでいます。色とりどりで見ていて飽きません。
③東橋
3本目の橋は東橋です。白い石畳の橋です。
ここでもまだ川幅は狭く小さな橋という印象ですね。
東橋の近くには階段があり、川へ降りて生き物などを観察することができます。
川端橋〜東橋付近にアオサギがいました。運が良ければ小魚を食べる姿を見ることもできるそうですよ!
④中原橋
4本目の橋は中原橋です。この辺りから川幅が広くなってきて橋も立派なサイズに。今までの橋に比べると車の交通量もかなり多いです。
近くにはコープやコンビニなどがあります。また、第一運動公園というスポーツ施設や遊具が整った大きな公園もあります。
④と⑤の間に何故か市のマップではスルーされている向原橋という橋もあります。
⑤烏川橋
5本目の橋は烏川橋です。スルーされていた向原橋とほぼ同じ見た目。スルーされた理由はこれかもしれません。
遠くから見ても同じ橋にしか見えません(笑)
⑥下田橋
6本目の橋は下田橋です。駅へ向かう道なので人通りの多い橋です。
ちょうど電車が通っていたのでパシャリ。晴れ渡った青空に赤い京急の電車が映えます。この日は残念ながら観ることができませんでしたが、運が良ければカワセミを観察できるスポットでもあります。
⑦逗子橋
7本目の橋は逗子橋です。京急逗子・葉山駅から近く、すぐ横に踏切があります。
鯉のような魚のデザインが施された手すりが印象的です。確かにこれでもかといくらい鯉がたくさん泳いでいます。よく見ると橋の下にはアオサギのような鳥もいますね。
⑧清水橋
8本目の橋は清水橋です。橋の向こうに見えるのは京急逗子・葉山駅の高架連絡通路と逗子市役所です。
この日はいませんでしたが、この辺りにはカメが多く、岩の上で甲羅干ししている姿をよく見かけます。
⑨仲町橋
9本目の橋は仲町橋です。朱色の外観がとても印象的です。
橋の近くには桜並木があり、春は朱色の橋と桜のコンビネーションが抜群です。橋の中央にはベンチがあるので、腰掛けてゆっくりと桜を楽しむことができます。
仲町橋と次の田越橋の間には、明治〜昭和戦後期にかけてのジャーナリスト徳富蘇峰の碑があります。木々に囲まれていて夏場に碑の前に立つとセミの鳴き声に包まれます。
⑩田越橋
10本目の橋は田越橋です。そこまで広い道ではないですが車通りがかなり多く、京急バスが頻繁に走っています。
この辺りまで来ると川の下流という雰囲気が出てきます。潮の満ち引きによって川の水量もかなり変化します。
橋の隣にひっそりと自然の回廊プロジェクトの看板がかけられていました。この道は昔、天皇が御用邸に向かう際に使用されていたそうです。
田越橋から次の富士見橋へ向かって歩いていると目に入るのが「六代御前最後之故址」と書かれた石碑です。ここは六代御前と呼ばれた平高清が最後に処刑されたと言われる場所で、石碑のある交差点を少し入るとお墓があります。
⑪富士見橋
11本目の橋は富士見橋です。こちらは橋だけでなく街灯も朱色に塗られています。晴れた日には青空と朱色の橋のコントラストがバシッとキマる、個人的には逗子で一番好きな橋です。
河口近くで川幅もあり橋が長いので、遠目に見てもかなりインパクトがあります。この辺りまで来ると、クロダイやフグなど海の魚が泳いでいます。
橋を渡ると自然の回廊プロジェクトの立て看板がありました。こちらの橋は葉山の御用邸が出来た年に作られたものとのこと。
近くには富士山と海を一望できる絶景や文化遺産の数寄屋造が楽しめる蘆花記念公園があります。
⑫渚橋
最後に紹介する12本目の橋は渚橋です。最も大型の橋で交通量も多く、逗子を代表する橋と言えるでしょう。
河口のすぐ上にあるので海をそばに感じることができ、下にあるテトラポットでは釣り人をよく見かけます。ハゼやマゴチなどが釣れるそうです。
朝の空気が澄んだ時間帯には海岸から富士山がよく見えます。
橋の横の階段を少し登ると太陽の季節碑があります。これは逗子と所縁の深い石原慎太郎のベストセラー小説「太陽の季節」芥川賞受賞50周年で建てられた記念碑で、太陽オブジェは岡本太郎の作品です。
【ゴール】バス停・切通下
最後は渚橋を渡って京急バスのバス停・切通下がゴールです。バスに乗ってそのまま帰るのも良いですが、すぐ近くの「なぎさ橋珈琲」で休憩するのも良いですね。
最後に:逗子を横断して魅力再発見!
いや〜逗子は海だけじゃないね。
川沿いを歩くだけでこんなに楽しいなんて!
健康になりながら自然や文化を楽しめるなんて最高よね!
今回は逗子の自然や文化を感じながら健康になることを目的とした「自然の回廊プロジェクト」のハイキングコースの中から「田越川回廊」を実際に体験してみました。
市を横断して流れる田越川に沿って歩くので、逗子の街並みを見て楽しむことができます。そして自然豊かな逗子ならではのたくさんの生き物たちとの出会いもあります。
普段何気なく渡っていた橋のひとつひとつにもそれぞれ違いや歴史があることがわかり、改めて逗子という街に興味が湧いてきました。
そして何より気持ちがいい。皆さんもぜひ、逗子に遊びに来た際には田越川回廊を歩いて心も身体もリフレッシュしてみてください。
以上、目指すは逗子の道先案内人、たいしょう(taisho_zushi)でした!ではまた!!
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